「心」が育つ絵本はプレゼントに最適!
絵本は、こどもの【想像力】・【語彙力】・【発想力】などに作用し、豊かな心を育てます。
赤ちゃんから幼児、そして小学生に至るまで、こどもの内はどの年齢層にも絵本の知育、教育効果は有用だと言われています。
こどもにとって、いいことずくめの絵本はプレゼントに最適なアイテムなのです!
小・中学生にも絵本が有用
文部科学省の調査研究で、小学生・中学生でも絵本の読み聞かせ・読書による「心の安定・学力向上・対人関係向上等」に効果があると実証されています文部科学省平成30年度「子どもの読書活動推進計画に関する調査研究」)。
プレゼントに最適な絵本とは?
絵本をプレゼントするにあたり、まず重要なのは年齢に合った絵本を選ぶことです。
絵本とこどもの年齢がマッチングしていないと、「楽しく読んでもらえない」、「すぐに飽きてしまう」こともあります。
また、年齢とともに重要なのが【定番】な絵本をプレゼントするのも、ハズレがない方法のひとつです。
長年愛されている「定番絵本」は、時代に左右されることなくこどもたちに愛されている絵本ですので、大人になってからでも心に残るものがたくさんあります。
0歳 おすすめプレゼント絵本
まだ目が見えない赤ちゃんでも、耳はよく聞こえていおり(妊娠7か月ごろから聞こえているそうです)、語りかけや読み聞かせは十分に有効です。
目が見え始める10か月からは外の世界に興味が出るようになり、親子で楽しみながら絵本と遊べるようになります。
おすすめ絵本は、形の面白いもの、動物、食べ物、身のまわりのものを扱ったものです。
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いないいないばあ
著者:松谷 みよ子
絵:瀬川 康男
幼児はどの子もいないいないばあが大好きです。
このいないいないばあは、松谷みよ子さんの傑作絵本です。
1967年に発刊されて以来、50年もの長い間時代を超えて、赤ちゃんの心をとらえています。母と子の愛情交換をするのにぴったりの絵本。登場する動物たちにほほえましい動きを与え、音や声まで伝わってきそうです。 -
くだもの
著者:平山 和子
日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物のように描いたくだものの画集です。はじめに、見事な大きなすいか。
次ページには、食べられるように切ってあるみずみずしいすいかが出てきます。もも、ぶどう、なし、りんご、くり、かき、みかん、いちご、バナナ。みんなの大好きなものばかり。
「さあ、どうぞ」本当に食べたくなるようなおいしそうなくだものたちです。 -
ねないこだれだ
著者:せな けいこ
子どもはなかなか寝ないものです。「ねないこだれだ?」とけいがなります「ボンボンボン・・・」、「こんなじかんにおきてるのはだれだ」、まっ黒の中に、何者かの眼がキラッと光っています。
「よなかにあそぶこはおばけにおなり」、「おばけのせかいへとんでいけ」。
ちょっと、こわそうだけど、幼児はきっと何回も何回も「読んで!」と言ってくることでしょう。安心感のあるお母さんやお父さんが読んでくれるから、安心というところでしょうね。 -
きいろいことり
著者:ディック・ブルーナ
空を飛んでいた黄色いことりが牧場に降りてきました。そこで仲良しになった黒い小いぬ。まっくろい小さな犬は牧場にいるにわとりやぶた、お百姓さんなど次々に紹介してくれます。
幼児から小学生まで幅広く読まれ、人気を保ち続けているディック・ブルーナの絵本。
1歳 おすすめプレゼント絵本
まだまだ上手くお話はできませんが、たくさんのことに興味を示し始める頃です。
この時期に最適なのは、ことば、音、色、形とに関する絵本です。
リズミカルなことばや、インパクトのある絵に重きを置いた絵本がおすすめです。
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だるまさんが
著者:かがくい ひろし
「だ・る・ま・さ・ん・が」左右にうごくだるまさん。ページをめくると...「ぷしゅーっ」あらら、びっくり!
だるまさんの姿に大笑い。さて、お次はどんな姿のだるまさんに笑わされるかな?
0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたび笑いの渦に引きこまれる、とびきりゆかいな「だるまさん」シリーズ第1弾です。 -
ふうせんねこ
著者:せな けいこ
あーんあんの絵本(全4冊)の中の1冊です。
ぷーっとふくれたふうせんねこ。「ごはんはいやだ おかしがいいぷー」、なんでもかんでも「おこってぷー」あれれれ、とうとうねこさんはふくれてふくれて、遠くお空にとんでってしまいますよ。 -
ぴょーん
著者:まつおか たつひで
ぴょーんとジャンプしながら、いろいろな動物が出てきます。
カエルが、うさごが、かたつむりが、にわとりとひよこが・・・
ジャンプの前の姿勢と「ぴょーん」と飛び上った時の姿勢がリズミカルで、その大胆な飛びっぷりに思わずふきだしてしまうほどです。見開きページを縦に使ったユニークな絵本です。 -
しろくまちゃんのほっとけーき
著者:わかやま けん
こどもが好きなものは、なんといいってもホットケーキです。しろくまちゃんは、大きなホットケーキをつくります。フライパンの中の音、ケーキができる過程、つくる楽しさ、食べるうれしさを表現しています。
最後に”うれしいことは、友達といっしに”ということで、お友達と分け合って食べます。しろくまちゃんの生き生きとした動作や歓びが伝わってきます。
2歳 おすすめプレゼント絵本
2歳は「イヤイヤ期」がやってきます。
感情とことばが発達しつつもアンバランスになる厄介なお年頃です。
「やりたいけどできない」的なこの時期に読ませたい絵本は、自分と重なるような絵本、語感が面白い絵本がおすすめです。
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もじゃもじゃ
著者:せな けいこ
「もじゃもじゃはなあに」。もじゃもじゃということばの響きが幼児は好きなようです。
この絵本の中で、もじゃもじゃなのは、庭の木と、犬のころと、ほどけた毛糸、最後に女の子(ルルちゃん)のもじゃもじゃの頭が描かれています。さあ、もじゃもじゃはどうなるのかな?木は刈り込まれ、犬の毛も刈りそろえられ、毛糸はまかれ、ルルちゃんの髪型もきれいにカットされます。
一つ一つがちゃんときれいになっていくのが楽しく、カットされたルルちゃんのさっぱりとした髪型が、なんとも気持ちよく感じます。身近なものを上手に扱って、幼い子どもを惹きつける絵本。 -
おでかけのまえに
著者:筒井 頼子
絵:林 明子
天気のいい朝です。あやちゃんがピクニックに行く日です。
おかあさんは、おべんとうづくりの真っ最中。おとうさんは、ひげを剃っています。あやちゃんは何かお手伝いをしようと考えますが、どれもこれもうまくいきません。
ピクニックへでかける前の小さな女の子の弾む心がほのぼのと描かれています。 -
ぞうくんのさんぽ
著者:なかの ひろたか
今日はいい天気。ぞうくんはご機嫌で、散歩に出かけます。かばくんに会いました。「どこいくの さんぽだよ。いっしょに いこう」とかばくんを誘うぞうくん。「せなかに のせてくれるなら いってもいいよ」と言うかばくんを背中に乗せて出かけます。しばらく行くと今度はワニくんに会います・・・。
次々と出会った動物たちを背中に乗せて歩くぞうくんですが、さあ、大変なことになりますよ!
美しいデザインと色合いがさわやかです。 -
はけたよはけたよ
著者:かんざわ としこ
絵:にしまき かやこ
パンツを一人ではけるようになる男の子のお話し。
たっくんは、一人でパンツをはきたいのですが「どでん」何回やっても失敗します。「えい、パンツなんかはかないや」と外に飛び出して行きますが、しっぽがないので、動物たちに笑われてしまいます。たっくんは色々と工夫して、とうとういい方法を思いつきます。パンツがはけるようになる過程を動物たちとの心の交流を織り交ぜながら、楽しく描いています。
パンツを一人ではいてみたい幼児の共感をそそる絵本です。
3歳 おすすめプレゼント絵本
ことばが豊かになり、記憶力や集中力もアップしてくる時期ですが、まだあまり複雑な物語を理解することはできません。
昔話や寓話などシンプルな絵本や、繰り返しの要素が入るお話、自分が体験しているような絵本がおすすめです。
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はらぺこあおむし
著者:エリック・カール
葉っぱの上の小さなたまごから生まれたあおむしは、おなかがぺこぺこ。月曜日から金曜日まで毎日いろいろな果物を一つずつたくさん食べ、土曜日にはケーキやソーセージなど一度にたくさんの食べ物を食べたのでお腹が痛くなってしまいます。
そして、日曜日に緑の葉っぱを食べて元気になったあおむしは、まゆを作り、その後きれいな蝶に変身していきます。卵→幼虫→さなぎ→蝶と変体を経て美しい蝶が誕生するまでを描いています。
さなぎから飛び出して美しいあげはが見開きページいっぱいに羽を広げる場面は息をのむあでやかさです。エリック・カールさんの特異な造形と魔術のような鮮やかな色彩が横長の画面をぐーんと活かしてダイナミックに展開される構成は圧巻です。読み手、聞き手に心地よい興奮を残してくれるでしょう。 -
はじめてのおつかい
著者:筒井 頼子
絵:林 明子
はじめて一人でおつかいに行かされることになったみいちゃん。みいちゃんは、たった一人で牛乳を買いに出かけます。途中、転んでお金を落としたり、お店では小さな声しか出せず、なかなかうまくいきません。
どきどきすることがたくさんありましたが、不安と緊張の中、やっと牛乳を手にしたときぽろんと一つ、我慢してた涙が落っこちてしまいます。
幼いとき、誰もが経験するはじめての出来事。明るい色彩の絵は、ごくありふれた日常の女の子の大事件を、表情、しぐさなどを上手くとらえていて共感をよぶことでしょう。 -
おおきなかぶ
著者:A・トルストイ
絵:佐藤 忠良
ロシア民話
おじいさんが育てた大きなかぶ。とてつもなく大きくなって、さて、抜こうとしても抜けません。おばあさんや孫、犬や猫まで手伝ってどっこいしょ!とうとう、ねずみまでが手伝ってやっと抜けたというお話し。
ロシアの昔話をトルストイが再話にしたものを、佐藤忠良画伯がすばらしい絵を描いています。無駄な描写がなく力強く動きのある絵、繰り返しのおもしろさのある物語は、小さい子でも充分に楽しめるので人気があります。小学校の教科書にも度々出てくる名作です。 -
しんせつなともだち
著者:ファンイーチュン
絵:村山 知義
雪のある日、こうさぎは食べ物を探しに出かけます。2つのかぶを見つけたうさぎは、1つを食べ、もう1つは友達のろばの家にそっと置いてきます。
帰ってきたろばは、このかぶをこやぎに贈ろうと考えます。そのかぶが、同じことを考えた友達の間をめぐりめぐって、最後にはこうさぎに戻ってきます。
友情を感じる、ぐるぐる話しの傑作です。小さな子にも喜ばれる素朴なお話しです。
4歳 おすすめプレゼント絵本
感情の理解や表現する能力が高くなり、個性が出てきます。
絵本の登場人物に感情移入し、物語を積極的に楽しめるようにもなります。
空想力もついてきますので、違う世界を楽しめる絵本や冒険的で楽しい発想力を養える絵本、新しい一歩を踏み出すきっかけになるような絵本がおすすめです。
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すてきな三にんぐみ
著者:トミー・アンゲラー
黒いマントに黒い帽子の泥棒三人組み。ラッパ銃とこしょう吹きつけ器、それに大まさかりのおどし道具を使って略奪を重ね、隠れ家に財宝をためこんでいました。
ところがある夜、三人組みが襲った馬車に乗っていたのは、みなしごの女の子だけ。宝の山を見た女の子は「これどうするの?」。泥棒三人組みは、ため込んだお金でお城を買い、大勢の孤児を育てる破目に・・・泥棒三人組がすてきな三人組みに変わっていきます。
大胆な構図に黒や赤を効果的に使った絵が、お話のコミカルな雰囲気をうまく強調しています。幅広い年齢の子どもに人気のある絵本です。 -
どろんこハリー
著者:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
ハリーはおふろに入るのが大嫌い。ある日、おふろにお湯を入れる音を聞いて逃げ出します。そして、とんでもない遊びをたくさんしてどろんこになってしまいます。本当は黒いぶちのある白い犬なのに、あまりに汚れて白いぶちのある黒い犬になってしまったから、さあ大変。飼い主もハリーだとわからなくなってしまいました。 そこでハリーは・・・。
幼い子にもよくわかるスリルとユーモアに満ちたお話で、どの子にも喜ばれる絵本として定評があります。線の太い漫画風の絵は、いたずらなハリーの表情をいきいきと表現しています。 -
三びきのやぎのがらがらどん
著者:ノルウェーの昔話
絵:マーシャ・ブラウン
ノルウェーの昔話です。日本では1965年に発刊され子ども達に愛され続けています。
三びきのやぎが山へ草を食べに出かけます。くさばに行くためには谷間の橋を渡らねばなりません。しかし、その橋には気味の悪い大きなトロルが住んでいます。小さなやぎは、後から少し大きなやぎが来ると言って逃れ、次のやぎも後から大きいやぎが来ると言って逃れ、3番目の大きいやぎは、角とひづめでトロルをこっぱみじんにしてしまいます。そこで、3びきはお腹いっぱい草を食べることができたいうお話。
この絵本のねらい目は、小さな幼児は一番ちいさな、がらがらどんの気持ちで、3才くらいの子どもはまん中のやぎの気持ちでと、三びきのそれぞれのやぎと自分を重ねることができるところです。いつか大きくなって”一番上の兄さんやぎのようになって恐いトロルをやっつけてしまうことのできる”そんな未来予想も幼児の気持ちをスカッと爽快にすることでしょう。 -
かいじゅうたちのいるところ
著者:モーリス・センダック
暴れん坊の男の子マックスは、おおかみのぬいぐるみを着ていたずらをして大暴れ!おかあさんに寝室にほうりこまれます。すると、部屋ににょっきり木が生え出し、辺りは森になり、波が打ち寄せ小舟で航海に出るマックス。かいじゅうたちのいるところに辿り着きます。そこで、かいじゅうの王様になって、またまた大暴れしたマックスですが、やがてだれかさんが恋しくなってきます・・・。
文章が少ないので、あっという間に絵の世界に引き込まれます。個性的な絵がグロテスクな怪獣たちを魅力的に描き出しています。アメリカの有数の絵本作家の代表作。
5歳 おすすめプレゼント絵本
幼稚園・保育園では年長で、お兄さん、お姉さんとなり、自分の周囲のことがより見えてくる時期。
楽しさ、悲しみ、怖さなどの感情も、以前に比べ深く理解できてきます。
より物語性が高い絵本、社会性・善悪に関わるような絵本がおすすめです。
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スイミー
著者:レオ・レオニ
小学校の国語の教科書にも度々でてくるレオ・レオニ作の傑作絵本です。
赤い魚の兄弟たちの中に、1匹だけからすよりも黒いスイミー。大きい海の中ではたくさんの危険がまっています。大きなまぐろがやってきて兄弟たちを食べてしまいました。残ったのはスイミーだけです。寂しいスイミーは大きな海の中をさまよいます。そして、小さなかしこいスイミーは大きな魚と戦う方法を見つけます。小さくても固まって大きな魚の形になれば身を守れる・・・。
色とりどりの魚たちや美しい海底を、レオニ独特のタッチで描く素晴らしい作品。 -
ねむりひめ
著者:グリム童話
絵:フェリクス・ホフマン
王女の誕生祝いに招かれなかった腹いせに占い女がかけた呪いのため、いばらの生い茂る城で100年眠り続ける美しい王女。100年の後、勇敢な王子によって目覚めさせられ、王子と結婚するグリムの昔話の中でも最も有名な代表作。
中世の雰囲気をたたえた、いばらの森に覆い隠されたお城に眠る王女や城の中の人々は、読む者を知らず知らずのうちに不思議な世界に引き込んでいきます。
グリムを描いて定評のあるフェリクス・ホフマンさんが素晴らしいタッチで描きます。 -
ずーっとずっとだいすきだよ
著者:ハンス・ウィルヘルム
ぼくと犬のエルフィーは、一緒に大きくなりました。年月がたち、ぼくの背が伸びる一方で、エルフィーは太って、散歩も嫌がるようになり、階段も上れなくなりました。
そんなある朝、目が覚めるとエルフィーは死んでいました。深い悲しみにくれながらも、ぼくには、一つなぐさめがあった。だって、それは・・・毎晩エルフィーに「ずーっと、だいすきだよ」って言ってやっていたことでした。
幼い子の身近な動物との心の交流、成長を描いた心温まる絵本。 -
おしいれのぼうけん
著者:ふるた たるひ/たばた せいいち
さくら保育園には、怖いものが二つあります。言うことをきかない子が閉じ込められる「おしいれ」と、先生がしてくれる人形劇の「ねずみばあさん」です。
ある日、お昼寝の前に、ミニカーの取りっこでけんかをした、さとしとあきらは、先生に暗い押入れに入れられてしまいます。やがて暗い押入れの中は、夜の山と海に変わり、ねずみの大群を引き連れたねずみばあさんが現われました。二人は夢中で逃げて、トンネルをくぐり、高速道路を走り、下水道を泳ぎデゴイチにのって星の世界までいきます。すかっり疲れてうとうとしたとき、おしいれの戸が開かれ外に出ることができました。
怖いおしいれに入れられた二人のファンタジーの世界における大活躍は読者の心を躍らせるでしょう。
6歳 おすすめプレゼント絵本
小学生になると新しい生活が始まり、今までと違うリズム、今まで以上のお友達、新しいことが次々に始まります。
誰もが文字を覚えていくスタートラインに立ちますが、文字を音読できるのと文章を理解できるのは違います。一人で読んでいく楽しさを尊重しつつも、読み聞かせで楽しくサポートしてください。
深く物語が楽しめる絵本、新しいことに挑戦するような絵本がおすすめです。
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わすれられないおくりもの
著者:スーザン・バーレイ
かしこくて、いつもみんなに頼りにされていたアナグマが、年をとって死んでしまいました。森のみんなはアナグマをとても慕っていたので、悲しまないものはいませんでした。
アナグマがモグラやキツネ、ウサギなどにどんなことを教え、共に過ごしてきたかを思い出し、みんなでアナグマの思い出語り合います。
友人同士のあり方や、互いに心や技を伝え合っていくことの大切さ、そして、人間の生き方をも静かに語りかけてくれる絵本。 -
びゅんびゅんごまがまわったら
著者:宮川 ひろ
絵:林 明子
かえで小学校の遊び場でこうすけがケガをしてから、その遊び場にはカギがかけられ、入れなくなってしまいました。こうすけが元気になって、2年生になったある日、カギを開けてもらおうとみんなで校長先生にお願いしにいきます。
すると、あまのじゃくの校長先生がびゅんびゅんごま合戦を提案してきてます。こまがまわせるようになったら頼みを聞くと言うのです。みんなは、どうしてもまわしてみせなければと頑張ります。
ところが、なかなか上手くいかず、竹馬を練習したり、手作りのたんぽぽのお雛さま作ったりと、こま以外の他の遊びで校長先生に対戦を挑もうとするのですが・・・。 -
モチモチの木
著者:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
今夜はモチモチの木に1年に1度灯のともる晩です。でも、それを見ることができるのは勇気のある子どもだけでした。小さい豆太はその灯を見たいと思っていましたが、あきらめて寝てしまいます。なぜなら、豆太は夜中におしっこにも行けない弱虫だったからです。ところがその晩、じっさまが病気で苦しんでいるのを見て、夜の道を医者を呼びにかけ出します。そして見たものは、勇気ある者だけが見ることができるという黄金に輝いたモチモチの木でした。
真実の愛と勇気を語りかけてくる名作です。色彩をおさえ線を大切にした切り絵の画面から凛とした詩情が漂い、忘れかけた日本の心を感じます。
国語の教科書にも採用されていますが、この持ち味を伝えきれないので、ぜひ絵本で読み聞かせてほしい作品です。 -
ろくべえまってろよ
著者:灰谷 健次郎
絵:長 新太
深い穴に落ちた犬のろくべえ。それを小学校1年生の子どもたちが見つけ救出作戦をあれこれ考えます。早く助けださないと死んでしまうかもしれない。懐中電灯を持ってきて、大人に助けを求めますが誰も助けてくれません。ろくべえを元気づけるために歌を歌い、シャボン玉を飛ばします。頭が痛くなるほど考えて、やっと名案がうかびます。
穴の深さを強調した絵は、犬の様子と子どもたちの心理を上手くうかび上がらせています。子どもだけで解決した満足感が残り、犬によせる子どもたちの優しさが伝わってくる絵本。
1年間、絵本をプレゼント!
お子様、お孫様、親しいこどもたちに絵本をプレゼントする場合、【絵本定期購読】という選択肢もあります。
プロが選んだ良質な絵本が毎月お家に届き、たくさんの絵本の中から最適な1冊を選ぶ苦労がありません。
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毎月、プロが厳選した絵本が家に届く絵本定期購読サービス。今、このサービスを利用される方が増えています。
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推しポイント
- ・長年愛される定番絵本を中心に配本してくれ、こどもが楽しく絵本と付き合っていける。
- ・0歳~2歳までは、2冊コース・3冊コースが選べるのでおサイフに優しい。
- ・絵本のプロが成長に合わせて、最適な絵本を選んでくれる。
- ・1ヶ月にかかる平均費用 1,540円(2冊コース)
贈られてうれしい絵本を、継続して送る。
そういったプレゼントの方法も選択肢のひとつとしていかがでしょうか?
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